2022年10月1日(土)~10月6日(木)YUGEN Galleryにて、アツキ・セッタンジェリ氏の個展「CHARACTERS」が開催されました。
今回、軽井沢ジュエリーAMENOも協賛・協力という形で参加させていただく、素晴らしい機会に恵まれました。
主催の株式会社音美衣杜、株式会社Jeane、並びに後援、駐日サンマリノ共和国大使館、そしてAtsuki Settangeli氏に厚く御礼申し上げます。
主人と夫婦で参加させていただきました。
アツキさんの絵画に入場直後から終始圧倒されました。
今回のコンセプトとなっている「孤高の精神や風変りな世界観(The Idiosyncratic Spirit)」はアーティストとして私も大いに刺激を受けました。
- 古典×現代
- 西洋×東洋
- デザイン×日本の伝統文化
の6つのエレメンツでの作品とお伺いしておりましたので、私の中でもドレスコードが会場の世界観を損なわず、むしろ溶け込み、一つのエレメンツとなれるように「プラチナカラーのヘア」×「着物」×「ナチュラルなメイク」で伺わせていただきました。(着付け・着物コーディネートは三花菱さんにお願いしました。)
アツキ・セッタンジェリ氏です。
お衣装はフルオーダーメイドの特注品で、白無垢の生地で作られているそうです。なんと、私が長らくインスタグラムでフォローさせていただいていた方(いつか衣装を依頼できないかと思っていました)がデザインされたそうで、当日お目にかかれたこと、このシンクロニシティに驚きました。
私は天宇受売命(あめのうずめのみこと)から名をお借りして、ダンス・ジュエリーの表現創作活動をさせていただいておりますが、着物コスチュームデザイナーの小林様は10月31日に国立博物館にて舞台「アマテラス」を開催されます。
まだまだ私は未熟なので、ずっと先になるかとは思いますが...いつか小林様に衣装をデザインしていただけるよう芸を磨いていきます。
また10月1日には、駐日サンマリノ共和国 特命全権大使のカデロ閣下もご夫妻でいらしておりました。
初めてお会いさせていただきましたが、とても慈悲深く、お優しいお人柄が伝わってきて...お会いできただけで光栄なことだと思いました。
閣下がアツキ氏の作品に対しての熱い想いを語られ、共鳴!共感!共振!!してしまいました。
「セッタンジェリ先生の大変ファンです。大使館の中も先生の素晴らしい絵が置いてあります。大使やお客様が来ると、みんな感動しております!『この絵、綺麗ですね』セッタンジェリ先生の絵は非常にユニーク。本当にこんな素晴らしいタレント、世界中に知らせたい。伝統文化もあり、日本の雰囲気もあり、色とか音とかも出ている、いくらでも見ても飽きない素晴らしい絵です。絵描きはなりたくてもなれない、生まれつきなんですよ。もっともっとセッタンジェリ先生の絵を広げたい。」
さらに、日本の精神についても語られておりました。古来日本の縄文の精神はエコロジーであると。神道は他の宗教と摩擦を起こさない、それは宗教ではなく自然哲学であり、この地球で人間が存続するための大事な精神であるからもっと世界中の人に日本人の魂を知って実践してもらいたいと、お話しされておりました。
そして、その魂がセッタンジェリ氏の絵にはよく表現されているとのことで、私も深く深く頷きました。
「アートというのは、これだ」と見せていただいた気持ちです。
ダンスにしろ、舞台にしろ、ジュエリーにしろ、この経験をこれから役立てて、そして私も日本人というアイデンティティを世界にアートで発信していきます。
アツキ・セッタンジェリ
幼少時から、五感を同時に脳で感ずる「共感覚」が備わっていた事で、文字や数字を色彩で判別していた経験が感性を育む土台となった。また、予知能力や、シンクロニシティという共時性を無数に繰り返してきた事を切っ掛けに、オカルトや精神世界を追求していくようになる。学生時代から、欧米ロック音楽のアルバムカヴァーや、ハリウッド映画ポスターの影響が、画家としての感覚を磨く基盤となっている。その後は、レオナルド・ダ・ヴィンチと、ルネッサンス芸術を専門に学習していく。「求道心・独創力・国際性」の三理念を基に、自己の世界観を表現していき、Neo-Ism を概念に「古典と現代の融合性」を目指している。
2010年にはNY ダコタハウスの「オノ・ヨーコ」氏を訪ねた際、「日本が世界に誇る ”武士道”の世界を描くよう」助言を受けた事が切っ掛けとなり、連作「SAMURAI SPIRIT」に着手。「鳩山 元総理大臣邸」での個展を初め、「フランス大使館、徳川美術館、外国人記者クラブ、NY日本総領事館 大使公邸、OAGドイツ文化会館、NY WhiteBox、六本木ヒルズの壁画制作」等、100回を超える展示会を経て現在に至る。
特にSAMURAI SPIRIT作品は、NYを中心に高い評価を得ると共に、世界中の王侯貴族、各国大使、著名人達が絶賛し、作品を所有している。尚、2019年度にはセ・首藤が指導した甥(8 歳)が史上最年少として、国内学生美術で最も権威と歴史ある 第69回「学展大賞」を受賞。首藤が第34 回の学展大賞 受賞者であったことから、家族での2冠達成は歴史上初の快挙となった。大賞者の副賞として「パリ・ルーブル美術館」にて、ルーブルでの国際アートイベント展示会に、史上最年少者として大賞作品展示を実現した。
■ 受賞歴
1984 第34 回 全日本「学展大賞」受賞
2012 第6 回 NY Ouchi gallery 主催「100 artists competition in NYC 準優勝」受賞
2019 第69 回 全日本「学展」「2019 The best art teacher award / 2019 年度 最優秀芸術指導者賞」 受賞、他受賞多数。
芸術家を志す方へ
アツキ・セッタンジェリ氏の連載が素晴らしいのでシェアいたします。
第二回 表現者の理念/求道心について (1: Seeker)/2:半俗半魂/
第四回 5: 瞑想と思考/6:人間の価値
第五回 1:独創性について(自分らしさの追求)/2:独創性と創造性
第九回 国際性について:考えなくなった時代 : 3/まやかしの世界 :4
第十回 国際性について5 : 日本の現状/国民の意識が低すぎる/政府が文化全般に力を入れていない
第十一回 国際性について: 日本の現状 6/日本の現状:7/日本人自身が破壊し続ける 日本文化
第十二回 作品の価値/価格設定について/作家の価値 = 相場
第十三回 作品の価値基準/本当の値段設定
第十四回 自己判断力の定義/本物と偽物
第十五回 苦難の世界/信念の道
第十七回 自己管理の重要性について:食品編 その1/加工食品の罪/人工甘味料の罠
第十八回 自己管理の重要性について:食品編 その2/届かぬ 犠牲者達の声/プロとしての自覚と責任
第十九回 自己管理の重要性について:変化を求める習慣/非日常を体験する
第二十回 展示会とは何か:1/求道心/独創力/国際性/全てを把握できる能力
第二十一回 準備と情報収集/世界観の演出/来場者の立場で考える
第二十二回 アートギャラリーについて/海外のアートギャラリーについて
第二十三回 自己表現という人生/学習と実践
私はこの記事を紙に印刷して、持っています。デジタル媒体はいつどんな時になくなるかわかりません。永久保存版で何度も読み返したい珠玉の内容であり、これを無料で私たちの目に触れられる形にしていただけていることは本当に心から感謝せねばならないことだと思います。
アツキさんの作品がどうして生まれるのか、この記事を読むと本当に理解納得します。同時になぜ自分は、芸術家として生きることができていないのかも発見することができます。まずは気付くことからだと私は思っています。
開催概要
会 期:2022年10月1日(土)〜10月6日(木)
会 場:YUGEN Gallery(東京都渋谷区渋谷2-12-19 東建インターナショナルビル3F)
開館時間:
<特別公開 ※ご招待のみ>
10月1日(土)14:00〜18:30
10月2日(日)14:00〜18:30
<一般>
10月3日(月)14:00〜19:00
10月4日(火)14:00〜19:00
10月5日(水)14:00〜19:00
10月6日(木)14:00〜17:00
休館日 :なし
作家在廊日:10月1日、10月2日(予定)
入館料 :無料
主催:株式会社音美衣杜、株式会社Jeane
後援:駐日サンマリノ共和国大使館
企画:株式会社音美衣杜、ATRLIER 1973
協賛・協力:熱海市国際文化交流協会、美・JAPON、戦国魂、株式会社将之介商店、伏見皮フクリニック、Ladies Beauty Clinic YAMATE、株式会社偕拓堂 Kakejiku Art、軽井沢ジュエリーAMENO
※状況により、会期・開館時間が予告なく変更となる場合がございます。ご了承下さい。